院長 上西 幹洋(うえにし みきひろ)
昭和63年和歌山県立医科大学第2外科に入局し、関連病院である国立大阪南病院、泉大津市立病院で勤務した後、大学人事を離れ平成14年4月より八尾徳州会総合病院統括外科部長、平成17年1月より東朋香芝病院副院長およびがん治療センター長を務めてまいりました。専門は食道がん、胃がん、大腸がんなどの消化器外科であり、その中でも肝臓、胆道の外科手術を数多く手がけてまいりました。また、乳腺疾患(乳がんを中心に乳管内腫瘍、乳輪下膿瘍、陥没乳頭など)、甲状腺腫瘍も専門としており、乳がんの手術を600例以上手がけております。小児外科ではそけいヘルニア(脱腸)の手術を100例以上施行していて、また肝がんに対する局所療法(マイクロ派、ラジオ波)は1,000回以上の治療実績があります。検査では超音波診断学を専門としてまいりました。
勤務医として20年にわたりがんの手術に明け暮れる毎日、さらにここ数年は管理職業務にも追われる中で、がんを扱う医者にとって必要不可欠な、患者様とじかに接する時間、ゆっくりお話をお聞きする時間が少なくなっていると感じるようになりました。また最近の患者様の期待は、単に有名病院、有名医師ではなく、信頼ができ、専門性をもち、さらに診断・治療・経過観察までを安心して任せることのできる医師にあるように思います。勤務医では患者様が望んでおられることに私自身が十分に応えることができない思いが強くなり、地元であり市立病院医師として10年近くを過ごした泉大津に開業する決意をしました。
当院を開院するにあたり、20年の勤務医としてのキャリアを活かし、外科医、がんの専門医として患者様一人ひとりと真剣に向き合った医療を常に実践していきたいと思います。また私自身による関連病院における手術の執刀を含めて、一人の専門医に一貫して任せたいという患者様の期待に沿えるようなクリニックを作っていきたいと思います。専門性を最大限活かした、特色のある地域密着型のクリニックを目指します。